備後表


当店カウンター席用にオーダーしていた
備後が誇る日本一の畳表である備後表と高麗縁で仕立てた畳が完成しました。

お客様との三時間弱の僅かな時間ですが、料理を通して日本の素晴らしい文化を
五感で感じて戴きたい想いから、カウンター席では備後表の心地よい風合いをお愉しみ戴けます。


こちらの備後表は、ご高齢である浦崎の吉田さんが栽培し続けている瀬戸波という昔からの品種のい草を
沼隈で、いや日本で唯一となった手織り中継ぎ表の職人である来山さんが
丹精込めて織り上げた大変貴重であり、正真正銘、幻の『備後中継ぎ表』です。
※上記写真(手織り中継ぎ表の唯一の職人 来山純平さんと備後表)

織田信長が安土城天守に「畳は備後表に高麗縁」として用い、
豊臣秀吉を祀る豊国神社に備後表が使用された記録も残るほど
古から大切にされてきた文化を我々地の人間が守り、伝えていく使命があります。


早速、カウンター席 足元に設置しました。
い草の香りと心地よい肌触りがなんとも言えません。

高麗縁が非常にクールな印象を与えます。