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天空の製塩所
製塩所を屋上に建設した理由として太陽光の恵みを存分に享受でき、虫の異物混入も無く、地上に増して夜間冷気による寒暖差が日中と生まれる事で味わい深い塩づくりに適した場所だからです。原料となる海水は工業汚染も少なく、海底湧水が湧き多様な生物も棲む向島 立花海岸にて最もエネルギーが満ちた満月の大潮時に毎月1000~1500ℓ汲み上げ製塩ハウスの中で天日でじっくりと完全天日塩を作ります。床面には純綿100%正藍染め備後絣を敷き詰めています。持続可能かつ聡明な塩づくりを目指しております。(2022年度は約300kg製塩)
製塩土器による独自製塩製法
古代の土器による製塩方法をオマージュし、私が自ら採掘した三原市深町の田圃の下の土と福山市本郷町の山土を練りこんで焼成した製塩土器150枚(向島東製陶所 惠谷幸史さん作:写真右)を天空の製塩ハウス内に敷き詰め一皿に満水で約4ℓの海水を満たしじっくりと太陽光の力で天日塩を作っていきます。夏場路上の鉄板を想像してみてください...夏場のパピタ内は約70℃の灼熱の世界。土器は触れたら即火傷するほどチンチンに熱せられ、一週間で約300ℓの海水が蒸発します。月と太陽の恩恵を受け、浪漫に満ちた塩を作る。私にとってこれ以上恍惚な仕事はありません。
木桶にがり濾過・すり鉢粉砕
製塩工程においては製塩土器を始め、自然素材を用いております。程よく緩くなった木桶に出来立ての塩を入れるとスキマから滴り落ちる液体がニガリです。木桶である程度ニガリを濾過した後 天日干しにて乾燥、甕熟成を経て直径60㎝の特大擂鉢にて粉砕し、パッケージします。当初 鯛の浜焼きやレストラン使用での製造を考えていましたが、お客様から『そんなにこだわった塩なら買いたい!』という声が多く寄せられた為、販売する経緯となりました。お店では想像以上の売れ行きにパッケージが全く追い付かない現状であります...(涙)
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