完成形

コロナに見舞われた中での営業も早一年半が経過し、新しい様々な取り組みを行なっていく中、お店の完成形が徐々に見えてきました。

先ず屋台骨となる備後茶量ですが、開店から一日一組限定の営業形態であり、2015年のリニューアルではこれまで無かったカウンター席を設けより付加価値の高い店づくりを10年掛かりで進めようと取り組んでいた所にコロナが直撃。現在に至るまで大きな影響を受けております。

当面はご家族や親しい仲間同士といった少人数での大切な場面又はご旅行でのご予約となると思います。そういった面から鑑みても2015年に並行して経営していたBARを閉店し、備後茶量一本で勝負すると決断しカウンター席を設けるなどの取組みが今となっては功を奏した部分が非常に大きいです。開店当初からメインの地元会社関係の団体予約が通年通りになるのは早くても2023年春頃では無いかと思います。そもそも、そういった宴会自体が今後蒸発していく可能性も十分考えられます。

外食という文化自体を振り返ってみても、人類史上ほんの僅かな歴史です。

今後は益々縮小していく業界の中でも『記念日や大切な場面』といったお客様の人生を彩る貴重なシーンでご来店頂けるよう、店づくりに励んで参ります。


コロナ禍で開発した『鯛の浜焼き』のギフト。

こちらについては私自身にとっても非常に思い入れのあるものとなりました。今後はレストラン事業を丸呑みしてしまう程の規模となるでしょう。

それに付随し、『鯛の浜焼き』の手土産・自宅用の店頭、インターネット、ええじゃん尾道(11月から)、福山みやびでの販売です。

鯛の浜焼きをもみじ饅頭・赤福のような尾道の定番商品に育てる!という使命もコロナ禍で芽生え、『健康』『人との繋がり』など今後、日本が抱える多くの社会問題に対して一助となるよう願いを込め、デザインやチラシ作成において一切外注せず 全て私自身がブランディングデザイン致しました。 


『 備後茶量 』・『 鯛の浜焼き 』 

双方が混ざり溶け合う事で様々な相乗効果も生まれ、理想的なお店の形となる片鱗は見えつつもまだまだ道のりは遠いです。