昨年末、三原市在住の漆芸作家 田代昭夫さんに一階カウンター席でお出しする〆の『鯛茶漬け』で使用する、
合鹿椀、会席膳、レンゲ、箸置きなどをフルオーダーさせて頂き、数年がかりで4セット作成して頂きます。
※写真はイメージです。
日本の伝統工芸の文化を次世代に継承する事は当店の使命として、今後も積極的に行っていかなければと考えております。
来週には備前焼の作家さんに直接お会いして器のオーダーも予定しております。
この春からは昨年から行っている完全天日塩の製造を本格化すべく、完全天日塩製造工場を建設し、
当店で使用する全ての塩を自家製造する予定です。 そこから波及して漬物、味噌、醤油なども数年がかりで計画しております。
『真味只是淡』
当店の屋号も書いて頂いた、大本山 西國寺 麻生裕雄副住職に一階カウンター席に飾る書をこの度書いて頂きました。
《菜根譚》の一節、
醲肥辛甘非真味 真味只是淡 神奇卓異非至人 至人只是常 より。
訳:濃い酒、脂っこい肉、辛いもの、甘いもの、このような濃い味はほんものの味ではない。ほんものの味はただ淡白なものである。
神のように奇異で才能あふれた人が至人ではない。至人というのはごく普通の人に見えるものである。至人=道をきわめた人
開店日にもお越し頂き、公私にわたり大変お世話になっている裕雄さんに文字もおまかせしました。
当店の目指すもの。私の目指す人間。そのどちらも含んだ素晴らしいエールを頂き、本年も頑張ります!