現代芸術と有機農家


先日、隣町 三原市で活動されている陶芸家さん、漆芸家さん、そして
いつもお世話になっている有機農家さんの所へ同業の友人と行って来ました。

古式の穴窯を築き、三度、四度焼きを行い
呼び釉など一切せず、自然釉がどっぷり掛かった古伊賀の美しさを追い求める陶芸家 片山雅昭さん。

1350度を超える炎で焼き締められた土鍋、焙烙鍋、粉引ぐい呑を戴きました。


お二人とも漆芸作家の田代さんご夫婦。

自ら竹を細工、編むことから始めて仕上げる籃胎漆器やお椀、日常食器を拝見させて頂き、
オーダーさせて戴く予定のお椀などについても具体的な話しが出来ました。


いつも力強い野菜を届けてくれる
坂本農場、GENTENファーム、マートルレインピクルス、瀬戸ふるさと農園の
4軒からなる有機農家のグループである【ゆうきの環 かざぐるま】の皆様の所へも伺う事が出来ました。


こちらはカウンターのお客様の為だけに、マートルレインピクルスさんが予約前日午後に収穫して戴いた無農薬野菜をクール便で送って頂く『マートルスペシャル』です。

年に1.2度は最低でも畑に伺って実際に顔を合わせてお話しすることがとても大切な事だと思います。


当店一階カウンター席で使用する調度品のほとんどが骨董品ですが、

今を生きる現代作家さんが継承されている日本の技術や文化を
我々飲食店が応援していく事も使命であると強く思います。