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4.食への哲学を持つ/髙田家『ケ』

 

質の高い食材もいくらでも取り寄せ出来る現代だからこそあなたがお住いの地域や生れ育った土地で獲れる食材を中心にとって頂きたいのです。

 

コーヒーが良い、亜麻仁油が良い、アボカドが良い、ルイボスティーが良い... 

 

毎日飛び交う健康情報に振り回されて日本から遠く離れた食材ばかりであなたの身体が形成される事に先ずは違和感を抱いてください。

 

 

そして日本には日本の健康法がある事をどうか念頭に置いてください。

 

その中でも1.身土不二・2.一物全体・3.季節の食というキーワードが大切になってきます。

 

 

⑴ 身土不二のものを選ぶ。 

 

あなたがお住まい又は生れ育った地域の食べ物があなたにとって最も健康を作り、

自然の摂理に沿った食べ物であるという事です。日本人に良いと一概に言われても南の沖縄に生れ育った人と

北の北海道で生れ育った人とでは全く食べて育ったものが違うようにもっと言えばその同じ土地で育った兄弟であっても

好き嫌いや一人一人にあった食べ物は異なります。

 

 

⑵ 一物全体を食べる。 

 

大根ならば皮も葉も全て、魚なら頭から尾まで全て食べるという事です。その事からいえる事はなるべく小さな食材を

選ぶという事を覚えておいてください。大型の肉や魚はとても全てを食べきる事は出来ませんし、

生物濃縮で毒素も多く含んでいます。野菜も不自然に肥料や農薬を与えれば綺麗に大きくなりますので

なるべく外見の悪い小さな野菜を選びましょう。自然界の厳しい中でゆっくり育った小さな生命は味も栄養も濃厚です。

全てを食べなくても食べれない部位は美味しい出汁として味噌汁などでも使い切る事が大切です。 

 

 

⑶ 季節の食べ物を食べる。 

 

食の世界も工業化が進み、季節を問わず牛肉・豚肉・鶏肉などの家畜を食べるようになり、

様々な野菜も年中普及した現代人に最も大切なのは『旬』を知り、『旬』を食べる。という当たり前な事です。

 

肉を食べるのも秋から冬に掛けての野生の鹿や猪といったジビエ中心に。

魚も養殖魚などは食べずにスーパーに並ぶ季節の小魚を。大きな魚はNG。野菜もなるべく安い季節のものを。

 

本当の食材は安価でごくありふれたものなのです。

穀物をたらふく食べて育ったサシ入りの和牛の焼き肉や大型魚のお寿司などは年1.2回食べる程度までに。